編入試験に欠かせないもの、それは志望理由書です。
「志望理由書って何を書くの?」
「自分のことをうまくアピールできるか不安」
このように、志望理由書という名前を聞いただけでもハードルが高いと感じてしまう人も多いと聞きます。
私も、志望理由書を書くのは苦労をした覚えがあります。
そんな大変なイメージもある志望理由書ですが、考え方によってはあなたの魅力を存分にアピールし、試験を有利な方向にもっていくことができる『強い味方』なのです。
2,3年次から入学する編入試験は学力だけでなく、志望理由やこれまでの経験も大切な判断基準になります。
志望理由書の作成は、試験勉強や学校生活との両立という多忙な中での作業になるため、文章を一から考える作業はどうしても負担に感じてしまうこともあります。
そこで、質を重視しつつ効率良く仕上げるには、書き方のポイントを押さえることがカギを握ります。
今回は、そんな編入試験の志望理由書の書き方について、以下の3点に絞り徹底的に解説していきます。
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- ■大学編入にはなぜ志望理由書が必要なの?
- ■大学編入の志望理由書の書き方
- ■大学編入の志望理由書を深めるためのポイント
基本的な手順から、ライバルと差をつけるコツを深堀していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
大学編入にはなぜ志望理由書が必要なの?
大学側が志望理由書を読む際にチェックしているポイントは一体何なのかわかりますか?
より注目される文章を書くために、念入りに確認していきましょう。
ここでは3つに分けて紹介します。
それでは、早速それぞれのポイントについて解説していきますね。
大学への志望度を確かめたい
「他でもない、この大学に入りたい!」大学はそんな受験生の熱い情熱を求めています。
編入後も学生がさらに成長していくことを願っていますので、どれほど意欲が高い学生なのかを知りたいのです。
そのため、受験生は大学の魅力を具体的に示すことが求められています。
ホームページを見たり、大学に通っている人の話を聞いたり、実際に大学へ足を運ぶとモチベーションが自然と高まり、自分の内から湧き出る言葉で伝えることができるでしょう。
あなたの「人間性」を知りたい
大学編入の試験の合否は学力だけで判断しません。
相手のことを思いやり、円滑な人間関係を築くことができるかどうかも大切な判断基準と考えています。
編入後の3年生からはゼミや研究室などの小集団で研究活動をする大学も多いため、最低限のマナーや社会性は必要です。
志望理由書に記載された過去の経験や実績をもとに、受験生がどのような人なのかを確かめます。
大学とマッチしている人なのかをみたい
受験生がどれだけ素晴らしい人でも、その大学で実現できないような目標を掲げている場合、大学側はその受験生を合格させて良いのか迷ってしまいます。
入学後に大学の専門性が高い授業に興味を持てず、勉強についていけなくなっては大変です。
例えば、
と思われてしまいますよね。
ほかにも、
と判断されてしまうでしょう。
自分が学ぼうとしている分野と、志望校の専門科目や教員の専門分野が近いかどうかは公式サイトなどで確認しておくことが必要です。
受験生にとっても、自分の興味のあることを学べる大学に入ることは、入学後いかに充実した時間を過ごせるかにつながってきます。
大学編入の志望理由書の書き方
実際の志望理由書に書く内容を4つの項目に分けて説明します。
それでは、それぞれの内容を詳しく解説していきますね。
編入を志望する理由
編入を志望する理由は、受験生や大学によって異なりますよね。
しかし、どんな志望理由でも私が実践した2つの志望理由の書き方のコツを使えば、説得力のある志望理由書になります。
大学は「関心のある事について学びを深めたい」という意欲のある学生を求めているので、そんな想いが伝わる志望理由書にしてけるように一緒に仕上げていきましょう。
興味のある専門分野を学ぶことができる
具体的な社会問題や専門用語を取り上げて、あなたが関心を持っている事柄を説明します。
その上で、学ぶためには志望する大学へ行く必要があると伝えます。
「専門科目を受けたい」「専門にしている教授の下で学びを深めたい」などの具体的な理由を述べましょう。
大学の公式ホームページなどを活用し、講義内容や教授の専門分野については必ずチェックしておいてくださいね。
学びを深められる取り組みを行っている
その大学が独自で行っていることに魅力を感じていることも立派な志望動機です。
例えば、以下のような項目が考えられます。
気になる取り組みや制度がある場合には、ぜひ詳しく調べてみてください。
その大学でなければならない理由を具体的にわかりやすく伝えることができます。
自分のやりたいことと一致している場合には積極的にアピールしましょう。
これまで学んできたこと
編入を希望している人には様々な境遇の人がいます。
自分の経験やスキルを明示し、大学が求める人物であることをアピールしましょう。
編入前の学校で学んだこと
編入前の学校で学んだことが、編入先の分野と離れているか、もしくは近いのかの2つに分けて解説していきます。
【編入先の専門分野とは離れた内容を学んできた場合】
「興味があることを学ぶための機会が欲しいから編入する」という動機は自然ですので、編入前に専門分野の知識について学んでいなくても問題ありません。
さらに編入前の学校で学んだことを、編入後に学ぶ分野にも活かしていくような前向きな姿勢を伝えることで、これまでの経験をより評価してもらえる可能性があります。
例えば「語学力を活用して海外の論文も読むことで、より知識を深めていきたい」「専門用語の語源が英語なので英語の知識を役立てていきたい」など、特技や積極性をアピールします。
【編入先の専門分野と近い内容を学んできた場合】
「より専門的に学びたい」という強い想いを訴えていきます。
面接があれば、その分野に詳しい面接官が、これまで学んできたことを掘り下げて質問してくる可能性があります。
志望理由書に記載したことは、聞かれても答えられるように知識をまとめておくと安心です。
アルバイトや課外活動、ボランティアの経験
学校以外での経験が関係することも十分考えられます。
海外の文化と触れることができたり、人の心理について考えるきっかけになったり、今世界で起きている出来事に関心を持てたりなど、視野を広げるための出会いは意外なところにあるものです。
あなたの生の体験を伝えることで言葉にも奥行きがでてきます。
大学に入って学びたいこと(研究テーマ)
大学側が重要視している項目です。
「研究テーマ」と聞くと少し抵抗があるかもしれませんが、学びたいことを具体的に示すことを意識しましょう。
良い例のように具体的に書くためには、専門的な内容を少しでもかじる必要がありますが、自分の関心のある分野を積極的に学ぼうとする姿勢を伝えることがポイントですね。
卒業後の進路
その人がイメージする将来像を知るための手がかりになります。
「この職業がダメ」「専門的な仕事でなければいけない」という縛りはありません。
大学で学んだことを社会に出てどのように活かすのか、生涯を通じてどう大切にしていくのかを伝えることが大切です。
大学編入の志望理由書を深めるためのポイント
志望理由書は個性を出すところです。
あなたの魅力を伝えるために効果的に活用していきましょう。
志望理由書にさらに磨きをかけ、合格へ近くための方法を紹介します。
- 編入後に叶えたい目標をイメージする
- 第三者に書いた文章を読んでもらう
2つのポイントを徹底解説します。
編入後に叶えたい目標をイメージする
世界で活躍するトップアスリートは、自分の動作やボールの動きを頭の中で描き、イメージトレーニングをすることでパフォーマンスを高める努力をしています。
それと同じように、編入後に志望校のキャンパスでどんな学生生活を送ろうとしているのかを鮮明にイメージすることで、志望理由書の言葉にも深みが出てきます。
そんなイメージを現実に近いものとし、理想的な志望理由書を書くために必要な工程を解説します。
1.情報収集を徹底する
インターネットにたくさんの情報が溢れている時代ですので、たくさん活用して大学に関する知識を高めていきましょう。
公式ホームページを見れば大学の魅力がたくさん書いてあります。
気になることがあれば問い合わせをしてみるのも良いでしょう。
興味のある分野の専門の先生に連絡をとり、研究室を訪問してみるのも1つです。
大学の事務の方や先生にお世話になる際には、礼儀や感謝の気持ちを大切に、失礼のないように気をつけましょうね。
感じた魅力を細かく考えてみる
「この大学に入りたい」という強い気持ちを伝えるには、何度も言いますが志望校の魅力を具体的に伝えることが大切です。
好きな人に自分の気持ちをアピールする時、「なんとなくあなたのことが好き」でも良いですが、「いつも一生懸命がんばっていて、笑顔もかわいい、そんなあなたが好き」と言われた方がなんだか『キュン』ときませんか?
志望理由について悩んだ時、「なぜこの大学が良いのか」を細かく紙に書き出して気持ちを整理してみてください。
あなたが感じていることを引き出し、心から思ったことを表した言葉は、たとえ面接で突っ込まれたとしても落ち着いて返答することができます。
第三者に書いた文章を読んでもらう
どんなに立派な内容を書いても、相手に伝わらなければもったいないです。
提出前に、自分の書いた文章が思った通りに相手に伝わるものなのかを確かめておくと安心です。
自分のことをよく知る家族に読んでもらい、率直な感想を聞いてみるのも良いでしょう。
過去の経験や性格について的確な助言がもらえるかもしれません。
ここまできたら、さらに効果的なのは編入試験についてよく知る人に添削してもらう方法です。
傾向と対策を熟知したプロによる添削は、本当に心強いです。
編入試験については開示されている情報が少なく、手厚いサポートが得られれば合格へもグッと近づきます。
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